グリーンロタラは成長も早く、初心者にも育てやすい水草として、人気がある。確かに水槽の背景に密生したロタラは、あでやかな緑で水槽を演出してくれる、陰性水草と違った華やかさがある。(私は最近陰性しか育てていないというのもあるが・・・)
やはりレイアウトしたいと思い立っても、都度仕入れるとなれば、そこそこの値段がするのだ。
そのため、以前育成していたグリーンロタラをうまく水上葉で保管することができたのでご紹介したいと思う。
グリーンロタラを水上栽培で越冬管理しよう
早速この写真だが、いらなくなったソイルを水のためられるプランターに植え、それが生い茂ったものだ。
植えたときの写真を撮り忘れていたのでなんだが、植え方のコツは、一本の茎をヨコに寝かすように植えることである。そうすると葉のついた節のあたりから何本も新芽が出てくるのである。3月ころ植えれば、5月ころにはこのようにフレッシュな芽でいっぱいになる。
プランターは常に水で満たしておくことがポイントだ。
レイアウトで必要になればこれをカットして水槽に植えこめばいくらでもロタラのレイアウトが出来上がるというわけである。(いまだ出番はないのだがそのうち試してみたい)
2年目の秋に実際にレイアウトに用いてみた
用いるプランターは底に穴の開いていない水のためられるタイプだ。プランターによっては水が抜ける穴をふさぐ栓が付いているものがあるが、そういった商品を選ぶといい。
意外と冬場の屋外でもいける、耐寒性あり
そんなロタラだが、やはり冬場は茶色に枯れてしまう。冬場にはさほど水は気にしなくてもいい。筆者の自宅の環境は冬場に3回程度雪が積もるくらいなのだが、枯れたように見えるロタラも春先には再び緑の芽を出し始めてくれる。
茶色になった茎の部分は緑の芽が出始めたころ、すべてカットしておくと、キレイな新芽が生い茂ってくれる。
水中葉では見られないグリーンロタラの花
再び5月ころの写真。この年は成長もよく、薄紫色の花をつけた。
グリーンロタラは水上葉だと花をつけるという新たな発見があった。
グリーンロタラ水上栽培、2年目も難なくクリアできそうだ
そして秋ごろの写真。
秋が深まるにつれて少しずつ茶色になって枯れていくのだがおそらく来年の春にはまたきれいに伸びてきてくれるだろう。
もちろん、こうやって大切に越冬させ水上で保存してきたグリーンロタラも、実際のレイアウトで実用に耐えなければ意味がない。
次のページでは、2年目の秋に収穫した水上葉を45センチのレイアウト水槽で生育実験を行ってみた
しかも、水草水槽には向かないといわれる「大磯砂」を使った試みを実践した内容になっているので、ぜひ参照いただければと思う。
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