うわさのカリウム溶液を自作する

水草
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水草栽培に関する様々な情報源から、植物が成長するうえで必要な3大要素というのがよく出てくる。

それは「窒素」「リン」「カリウム」ということだが、園芸用の肥料にもこれらの栄養素は割合は違えど、きちんと表示されている。したがって、間違いなく水草にも有効な成分と考えている。

で、それらの栄養素のうち、窒素とリンは水槽内に自然発生的に補えているという、というのも水槽内には生体がおり、生体が排出するフンなどがバクテリアが分解することで、いわば自然の肥料が生産されているということなのだ。

特にリンは換水が不十分だと黒コケの栄養分にもなるという、自然に増えすぎると困る成分でもある。しかしながら、カリウムだけは自然には発生しないため、水槽外からの添加が必要となるということであった。

自作肥料に手を出す

そこで、今回導入するのがこれ。炭酸カリウムの粉末!

これを既定の量の精製水で溶かしていくことで、自作の肥料ができるというわけである。

粉末の炭酸カリウム以外は簡単に入手可能だ

用意したものは、炭酸カリウム50グラム、精製水500ml、ポンプ付きの500mlボトル、漏斗、である。

まあそう大変な工程はないし、道具も一般家庭にもあるだろうし、精製水もドラッグストアなどで購入可能だ。

漏斗を使いカリウム粉末をていねいに容器に入れていく、容器はポンプ式のものがそのまま水槽にプッシュで添加できるので便利だと思う。

注意点は精製水ではなく炭酸カリウムを先に容器に入れることである。

炭酸カリウムがすべて入ったら精製水を静かに注ぐ、炭酸カリウムの容積があるので、500mlのボトルに500mlの精製水はすべて入らない。溢れない程度で止めておくことがポイント。

精製水を加えると多少の発熱があるということだったので心構えをしておいたが、ほんのり暖かくなる程度で驚くほどではなかった。

できあがった溶液は高アルカリ、注意して扱おう

注ぎ終わったら、周囲に飛び散らないように注意してシェイクする。これを60センチ水槽に1日1プッシュしていけば良いということだ。

カリウム溶液は高アルカリの溶液なので、ほとんどの水草の適応である酸性とは逆の性質を持っていること、皮膚に付着すると人体にも影響があるのでそのあたりの扱いには注意を要したい。

水槽用の肥料に即効性は期待しないほうが良いので、お守り程度で、カリウム添加の効果を見ていきたいと思う。

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