黒ヒゲ苔撲滅作戦としてこれまで、
- 目に見える黒ヒゲ苔はできる限り取り除いた
- 週1度3分の1程度の替水を実施
- 除去した黒ひげが水中内を舞わないようにエアレーションを中止
- コケ抑制剤「テトラ アルジミン」を添加開始→ふさふさしたガラス面に付く緑藻がつかなくなる
- 液肥「テトラ フローラプライド」を添加開始→水草の種類によっては成長が促進され、水草自体にコケがつきにくくなる
ざっといくつかの対策を立ててきた、ガラス面に付く苔がつかなくなったことで、なんだか兆しが見えてきたような気がするが、残る黒ヒゲ苔はなかなかしぶとく水槽内に居座っている状況。少しは減ってきたという感じはあるが、それでも十分ではない、さらなる対策として苔取りの主役ともいえる生き物に活躍してもらうこととした。
おなじみのオトシンクルス
それからヤマトヌマエビ
ヤマトヌマエビは、アクアリウムで飼育されるエビとしては体調4センチ~5センチの大型のエビ、ショップで売られているエビのなかでは、苔取り要員としてミナミヌマエビがあげられるが、ヤマトのほうがミナミと比べて苔をとる能力は数段上である。強靭な腕でソイルや水草をつっつく姿は、苔取りの主役として何とも頼もしい限りだ。
そのかわり、欠点として、1、繁殖には汽水が必要で、水槽内での繁殖は不可能。2、他のエビとの混泳は避けなければならない。3、水草によっては葉をかじってしまう食害にあうこともある。などいくつかの注意点がある。
ところで、ヤマトヌマエビは黒ヒゲ苔は食べないというのが一般的に言われているが、この水槽の黒ヒゲ苔は、ヤマトヌマエビの好みに合うのか、食べてしまうのである。もちろんいくつかの条件が重なればだが、とりあえず、1、ある程度ヤマトヌマエビが空腹である時。2、運よくエビが黒ひげのフサフサ部分を手にした時。こんなときは、エビが手でつまんで食べるというより、直接口でもぐもぐといって食べている様子が観察できた。こうしてみると、エビは、空腹でしかたなく、あまりおいしくない黒ひげを食べているように思えて、少々かわいそうだが、しばらく頑張ってもらうことにした。すぐには黒ひげが減っていくようなペースではないが、徐々にかじってくれているようである。2~3週間くらいでだいぶ水槽内の黒ヒゲ苔も減ってきた。
もし、運よくヤマトヌマエビが黒ヒゲ苔を減らしてくれたら、徐々にエビの餌も行き渡るようにするといいと思う。その理由はこれ。
最近食料の苔がなくなってきた上に、一日餌をやり忘れてしまったことが決定打だったのか、翌日に見事にヘテランテラの葉を食べられてしまった!まさに空腹に耐えかねたエビの逆襲、苔の量も見極めながら餌の量も調整していかねばならないな。
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