黒ヒゲ苔撲滅作戦~その1

コケ退治
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以前購入したミクロソリウムとブセファランドラだが、順調に育っていたかのように見えていたのも束の間、しだいにコケに覆われてくるようになってしまった。

ブセファランドラは、石に活着させようと思っていたが見事に根元が溶けて茎の部分になってしまい、バコパも黒ヒゲに覆われている、葉は矮小化し、成長も止まったようだ。

苔を一掃し、水草の活力を取り戻すこと、これを目標に試行錯誤してみた。

現在の状況

  • 水槽セットアップから半年経過
  • 水槽:60cmワイドLow水槽(60x45x36)
  • フィルター:エーハイム2071
  • 照明:コトブキ2Line
  • 生体:小型カラシン50匹程度

セットアップ150日目くらいから緑色の糸状苔が出現

さらに水草、底床をはじめ随所にふさふさしたひげ状の苔が出現

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黒ヒゲ苔退治STEP1~手作業でできるだけ除去~

まずは、目視できる黒ヒゲ苔はできるだけ取り除くこととした。これは手作業で少しずつ取り除くとともに、酸性の液体により苔を枯らす方法も実施、これは酸性の液体として木酢液につける方法がメジャーだが、料理用の酢でも代用は可能。ちなみにこの方法は少なからず水草にダメージを与えるため、水草も一緒に枯れてしまうという最悪の事態も念頭に行う。

こういった水草専用のコケ除去剤も販売されているが、においはまさに木酢液そのもの、スプレー式なのと適度な濃度になっているので、手っ取り早く使いたいならこういった市販品を用いるのも手だ。

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黒ヒゲ苔退治STEP2~お酢の出番~

黒ヒゲ退治セット一式、筒状のボトルには、それぞれたっぷりの飼育水、それと食酢(2倍に薄めたもの)を用意。

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今回は、バコパの苔処理だが、全体に黒ひげがまとわりついていたので、ボトルに入れ込みふたをしてシェイク!処理箇所が少ないようなら、ハケなどでその部分のみ処理したほうが水草のダメージは少ないだろう。

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その後飼育水でしっかりすすぐ、酢に浸す時間が一番の問題で、いろいろ試した結果、個人的には2倍希釈の食酢に約10秒間浸けるようにしている。

あまり長いと肝心の水草にダメージを与えるので、少し短いと思えるくらいが気持ち的にも安心かもしれない。

黒ヒゲ苔退治STEP3~柔らかい葉は切り落としてしまう~

また、ある程度葉が固めの葉には使えるが、特に葉の柔らかい有茎草にはダメージが大きすぎて使えない。そういった有茎草は苔のついている部分をバッサリとトリミングすることにした。

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クリプトも葉を3枚程度残し、状態の悪い葉は、すべてカット!

黒ヒゲ苔退治STEP4~紅くなると枯れた証拠~

水槽に戻し少しすると酢で処理した黒ひげが赤色に染まってくる。赤に染まった部分は酢の処理がうまくいき苔が枯れている証拠、そのまま放っておくと1週間もすれば自然に無くなっていく。

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きれいに?赤く染まった黒ヒゲ苔、はびこる部分はある程度決まっているので、黒ヒゲ苔の好む環境があるようにも思える。

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これが黒ヒゲ苔、柔らかい葉の場合、安易に手で取ろうとすると、葉っぱごとちぎれてしまう。苔の根元は黒い固まりになっていて、これが水草やフィルターのパイプなどに強力にこびりついている。

黒ヒゲの胞子?が引っ掛かりやすい水流の強いところ(ろ過水の吐出口など)に出やすいという情報も多かったが、この水槽では、その傾向はなく、どちらかというと先のとがった葉の先端に多くみられた。

特にホシクサの先などは、黒ヒゲ苔にとって絶好の活着場所となるようである。


黒ヒゲ苔撲滅作戦~その1、ここまででおこなったこと

  1. 目に見える黒ヒゲ苔はできる限り取り除いた
  2. 週1度3分の1程度の替水を実施
  3. 除去した黒ひげが水中内を舞わないようにエアレーションを中止

現段階では、手作業で取り除いているにすぎないので、黒ひげを退治してもまた出てくるような気がしてならないが、まだまだ、試すべきことはある。

そして個人的には封印していた禁断のアレを試してみることにした。

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