60センチ規格水槽のブセファランドラ、以前ほとんど枯れかけてしまったところを奇跡的に復活を遂げた頑強な株である。
それからほぼ3年は経つであろうか、ようやく伸びてきた部分をトリミングするようになり、順調に株数も増えていっている状態である。
今日は、そんなブセファランドラに花芽が上がったので、記録しておこうと思う。
根元から隠れるように花茎が伸びてきた
真ん中付近に白いつぼみが確認できないだろうか。実は株を購入したすぐに一度花は咲いたので、実物を見るのは二回目なのだが、随分と前のことなのですでに忘却していたところだった。
こうしてみると、随分細い茎で、エビがつつくと切れてしまいそうでもある。
慎重に周りの葉をよけてみると・・・
もう少しいい位置に咲いてくれればいいとも思ったが、それはぜいたくというものか、しばらくどのような成長過程をたどるか観察することとしたい。
ブセファランドラの花芽1週間後の様子
茎部分が伸びるとともに、つぼみも1.5倍ほど大きくなってきた。
このまま順調に伸びれば、周囲の葉に埋もれず開花が楽しめそうである。
ブセファランドラの花芽2週間後の様子
さらに2週間が経過、つぼみが開き、花弁を確認できた。そこから4日ほどで花弁が開ききり、エビにつつかれたのか、花は消滅してしまった。
もっとも咲いた花は一つのみであるからこれによって見栄えがするといったことはないが、ほぼ4年ぶりに花芽が確認できたので、環境はしっかり馴染んでくれているということと思っておこう。
葉ぶりも美しくなってきたブセファランドラ
このブセファランドラは、購入してから4年をかけ少しずつ増殖し、現在の場所に定置してほぼ1年が経過する。葉ぶりは植栽されたスペースや環境に合わせて、生育し、そのバランスが見た目の美しさに繋がるような気がする。やはり、水草を美しく育てるのは、いかに長期的に維持できるかがポイントだと思う。
一年前に定置した直後の様子、植栽直後は茎や葉っぱの向きもバラバラで「植えました」という感が強い。
こちらが一年後の写真。それぞれの下部が環境になじんで育成している。写真ではわかりにくいのだが、よく光の当たる中心部分は明るめの葉に、日陰の部分は、黒みがかった葉にラメが輝いている。
成長の遅いブセファランドラも株が大きくなるにつれトリミングの量も多くなっていきそうである。そろそろ次回のトリミングを行いたいが、トリミングで余った株ももう定植先がない・・・まさかこの水草のように半永久保存できれば悩みもないのだが・・・まさか戸外で越冬はできまい。
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