45センチ水槽台の自作~写真で解説編~

45センチサブ水槽
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リセットした45センチ水槽を設置するため水槽台を自作した

もうずいぶんと前になるのだが、ショートヘアグラスを前景草に用いた「45センチのレイアウト水槽」に挑戦したのだが、10か月ほどで糸状のコケが多くなってきたこともあり、リセットしていた。
写真は最盛期の水槽。

リセット後はしばらく出番の機会がなかったのだが、これまでの設置場所(玄関の据え付けの台)は何かと水槽の手入れをしにくかったこともあり、60センチ規格水槽に入りきらなくなった水草(クリプトコリネとミクロソリウム本ナロー)のこともあり、再び45センチ水槽を設置し活用すべく、60センチ水槽台とデザインを合わせた水槽台の作成に取り組むこととした。

45センチ水槽は、60センチ水槽よりユーザーも少ないと思うので、そこまで自作される方はいないとは思うのだが、60センチ水槽台との比較した感想になるが、そこそこ手軽に作成できたので、始終を記録しておきたいと思う。

60センチ水槽台のページでも述べさせてもらっており、繰り返しになって恐縮だが、私なりの水槽台自作のメリットとデメリットは次の通りである。

60センチ水槽台の自作~図面編~
重心の低い地震対策型水槽台を作る 前回、60センチ水槽をリニューアルすべく水槽リセット作業をしたところであるが、ひとまず水槽のことは忘れて、水槽台の作成に注力することとした。今回の自作の目的は、できるだけ堅牢かつ昨今の地震災害における揺れ...

水槽台自作のメリット

  • 思う通りの幅、高さ、奥行で作成ができる。
  • 設計によっては市販品より堅牢な水槽台ができる。

水槽台自作のデメリット

  • 作成時間のコスト。
  • 部材や道具のコスト。(よく言われる「自作は安上がり」は間違った認識、むしろ割高になる)
  • 作成中も完成後も安全上の自己責任を伴う。

水槽台作成にあたり準備したもの

メインの材料について

  • 1x4材 1820mm 3本
  • パイン集成材 350mmx1200mmx18mm 3枚

その他主な材料

  • 木ねじ
  • 木ダボ
  • ボルト・ナット
  • スライド丁番
  • ウレタンクリア(塗装材)
  • 耐水サンドペーパー(400番、800番、1000番、2000番)

使用した用具(必須)

  • ソーガイド
  • インパクトドライバ
  • 仕上げサンダー(電動)
  • サンダー(手掛け)
  • クランプ(洗濯ばさみ状のもの)
  • 塗装用具一式

使用した用具(あれば便利)

  • ツーバイフォー定規
  • 水平器
  • コーナークランプ

45センチ水槽台の構造

メインは1x4材

今回特筆すべきは、60センチ水槽台では2x4材を用いたが、45センチ水槽台はその重量から考えて1x4を使用した。1x4を柱に、その側をパイン材の壁をボルトで固定するので、軽量ながらも、柱と面で重量を支える構造で、かなりの強度を得られるはずである。

1x4(ワンバイフォー)とは19mmx89mmの木材の規格サイズで、建築などでも用いられるツーバイフォーの半分の厚みの材だ。ホームセンターなどで手ごろな価格で販売されている。

水槽台のサイズ

45センチ規格水槽は、幅、奥行き、高さそれぞれ45x27x30である。
今回の設計では、幅は両側に2センチ余裕を持った47センチ、奥行きも水槽ピッタリではなく35センチとし、8センチほど余裕を持たせた。そして高さは天板と底板を合わせ52.8センチとなった。

水槽サイズより若干大きめのサイズとしている理由は、あえて背高にせず、低重心で地震などの揺れにも強くするためだ。

材料の切り出し

まずは、材料の切り出し、ソーガイドを用いて正確に垂直にカット、カットし終わったら水平面で部材が縦に立てることができるように丁寧に作業する。ソーガイドがあれば私のように木工初心者でも垂直にカットできるので、この道具は先の道具リストでも必須とさせていただいた。

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ちなみに60センチ水槽の2x4材と違い、1x4材は薄いので簡単にカットできる。

柱部分の組み立て

そして「日の字」型に組んでいく。これはコーナークランプがあればきっちりと90度を保ちビス止めできるので、あれば便利である。

きちんとビス止めするコツは、3ミリドリルで下穴をあけておくこと、これを怠ると、思った位置にビス止めできないばかりか、せっかく正確に切り出した部材がずれて接着してしまうことが多い。

下穴の位置はツーバイフォー定規があれば、定位置に下穴を決めることができる。

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今回は扉の取り付けにスライド蝶番を用いようと思う、スライド蝶番は側面のパイン材の部材に取り付けないといけないため、柱が手前にあると邪魔をして取り付けができないのである。
そのため、手前の柱を奥側に少しずらしてある。強度を保つため、柱が後ろに後退した分、上部面に張り出しの部材を組み合わせた。

これには木ダボをボンド接着することにした。

このように部材をカットし、木ダボで固定、実際の強度にどのような影響があるかわからないが、見た目、上部への支えがあると安心感が増す。

なお木ダボはこういった特殊なドリルを使いダボ穴加工を行った。普通のドリルでも穴をあけれなくはないが、誤って穴が深すぎたりする恐れもあるので、専用のドリルの使用をおススメする。

柱部分はこのように完成した。

側面、天板、底板の取り付け

この柱の側面にパイン材の壁をボルト締めしていくのだが、今回パイン材はホームセンターであらかじめカットしてもらい、それを400〜1000番台までのサンドペーパーで研磨しておいた。

以前からホームセンターでのカットは誤差が生じると述べてきたのだが、実はソーガイドも万能ではなく、板のカットはかなりの労力を要すのだ、ソーガイドの説明書には、板もカットできるということになっているが、直線の長い距離をカットするのにはやはり誤差が生じやすい。

というわけで、壁に当たる部分はすでにカットされ研磨済みの部材に穴をあけていくだけである。ここでもツーバイフォー定規が活躍した。

なお、天板と底板は、ダボ材で柱部分にはめ込んだうえ、L字金具で補強を行った。

塗装工程

仮組して、狂いがないことを確認したら、いよいよ塗装に移る。塗装は以前の60センチ水槽台と同じく、ウレタン塗装とした。

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今回は、時間の都合上サンディングシーラー(目止め材)の下塗り工程を飛ばしてしまったのだが、結論を言うとサンディングシーラー(目止め材)は塗布したほうが良いと思う。目止めを行ったほうが、ウレタン塗装のノリが滑らかになると感じた。

ウレタン塗装も、1回塗るごとに完全に乾かし、最初は400番の耐水サンドペーパーからはじめ、徐々に番数を上げ、最終的に2000番での研磨まで、計4回塗装を行った。

塗っては研磨を繰り返す!

最後の仕上げにはワックスがけを行うと、鏡面仕上げのウレタン塗装となる。ウレタン塗装は材面に強力な被膜を作り、水にぬれやすい水槽周りでも、耐水性はばっちりである。

設置場所に置き、水平器で最終チェック、問題ないようだ。水槽台面に水平器が反射しているのがお分かりいただけると思うが、ウレタン塗装でこのように美しい塗装仕上げができる。


強度的には、上部からの力はもちろん、横方向に対する力にもたわむことなく申し分のない堅牢性が確保できているようだ。

内部構造、扉はスライド蝶番、内部は塗り込み式のジェルニスを1回塗りしている。

45センチ水槽台の完成

水槽とライトを設置したところ、水槽がのると今度は立ち上げが楽しみになってくる。
この水槽ではいろいろと実験的なことも行い、すこしずつご紹介していきたいと考えている。

設計図と図面を基にした説明はこちらをご覧いただきたい

45センチ水槽台の自作~設計図で解説編~
こちらで実際の作成過程をご紹介しているが、45センチ水槽の作成に当たり、その設計図と作業工程を図式化したので、写真ではわかりにくかった部分を補う意味でご覧いただければ幸いである。 45センチ水槽台完成予想図 やはりツーバイ材むき...

以前作成した60センチの水槽台のご紹介はこちらを参照

60センチ水槽台の自作~図面編~
重心の低い地震対策型水槽台を作る 前回、60センチ水槽をリニューアルすべく水槽リセット作業をしたところであるが、ひとまず水槽のことは忘れて、水槽台の作成に注力することとした。今回の自作の目的は、できるだけ堅牢かつ昨今の地震災害における揺れ...

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