発酵式のCO2添加がうまくいき、あきらかに多くなった我が家の砂糖消費量、そう、十分なCO2の発酵量を確保するためには1週間ごとに砂糖水とドライイーストを入れ替えなければならならず想像以上に管理が大変だった。そういえば、どこかでCO2を添加するなら最初からボンベ式にしたほうがよいと書いてあった気がするが、やはりそうなのかなあ。
CO2を入れれば、水草の調子が良くなるというのは、発酵式ですでに経験済みだったので、ここはぜひ、添加を続けていきたいところである。しかし、いざボンベをと思っても、いろいろな製品があり、初めて手を出すにはどういったものがいいかずいぶん悩むところだ。調べていくうちに何となくわかったのが、重要なのは、ボンベよりも、ボンベから出る高圧のCO2を減圧するための「レギュレーター」という部品で、減圧したCO2を「スピードコントローラー」でその流量を調整、バブルカウンター、拡散器を経て水槽内にCO2が添加されるというのが一般的な流れだということ。
調べていると、レギュレーターとスピードコントローラーが一体になっていたりするものや、レギュレーターに圧力計がついていたりするものがあったりするみたいだけど、こういうものは、シンプルな構造が一番と思い、たどりついたのがグリーンズさんという配管資材からアクアリウム用品まで取り扱う通販ショップ。
今回選んだのは、その名も「水草育成用CO2初めて方向け商品 R403初めてセット」というセット商品。
お値段も手ごろで、大手のアクアリウムメーカーのものより数割安く購入できた。
さてさて、注文を経て何のトラブルもなく3日程度で商品は到着!
R403レギュレーター
大きさの割にはずっしりと重い、はじめて購入したレギュレーターなので比較のしようはないが、シンプルで間違いのない製品のような感じがする。
それからスピードコントローラー、これでCO2の添加量を調整する、上に付いているダイヤルをまわして、1秒何滴という量を調整する。これも信頼性を要求する部品。
とりあえずのセッティングイメージをつかむために部品をチューブでつないでみた。
正直なところ、レギュレーターとスピードコントローラー以外は、アクアリウム用品店やホームセンターでも売られているものなんだと今更ながら実感。
黒いチューブは耐圧チューブ、レギュレーターとスピードコントローラにはワンタッチ継ぎ手という部品が取り付けてあり、耐圧チューブを差し込むだけで抜けないよう固定される。
では、緊張のボンベ取り付け。ボンベの先端はネジになっていて、これは各社共通の規格があり、もっとも多い汎用規格が(5/8X18UNF)といわれるもの。
一応説明書き通り、万一の高圧ガスの漏れに備え、軍手などをしてしっかりとねじ込む。ボンベが開栓すると同時に、少しだけシュッとCO2が漏れる音がするが、気にせずそのまま回らなくなるまでねじ込む。
ちなみに手袋を用いるときは、ゴムなどの滑りどめ加工のあるものでないとボンベが滑り回すことができない、やってみて気づくことが結構多い。
ついに水槽投入、この「バブルカウンター」の中には水が入っており、そこをCO2の泡が通過する仕組み、その泡を1滴、2滴と表現する、ガスの減りも気になるので、とりあえず1秒1滴で設定してみることにした。
スピードコントローラーでその量を調整するのだけど、チューブの圧なども関係してくるのか、調整にダイレクトな感じはなく、時間をかけながらスピードコントローラーのダイヤルを回し、様子を見ながら調整するという感じ、これは慣れないと難しい。
付属の拡散器がいまいちだったので、以前購入して使っていなかった拡散器を使用。
泡もものすごく微細でよい感じだ。実はこの拡散器、発酵式を試行錯誤していたころ購入したもので、圧が低い発酵式には使えないのだ。
やっと日の目を見たわけだが、CO2ボンベ導入までかなり遠回りしてしまった。なので、これから本格的に水草をされる方は、ぜひ発酵式でなく、ボンベ式をおススメしたところである。
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