見事に戸外で越冬したショートヘアグラスを復活、増殖させるぞ
今回は水草の水上栽培にチャレンジしてみたいと思う。というのも以前リセットした45センチ水槽に使っていた「ショートヘアグラス」がいい感じで越冬してくれたからである。
実はアクアリストの間では前景用水草として絶大な人気を誇るショートヘアグラスだが、日本名を「マツバイ」と言い、北海道から沖縄まで国内でも広く分布する品種なのである。
それを知ってプラケースにソイルを敷き、放置しておいた結果がこれ。
ショートヘアグラスは実は寒さにも強い!?
今年はそれほど寒さは厳しくない冬であったが、それでも3回程は強い寒波がやってきて雪が降った。まあ、枯れてもともとといった気分だったので特に気にも留めていなかったのだが、春先になるにつれて茶色かった葉の間から緑色の葉がのぞき始めてきたのである。
寒さが厳しくなるころから水も殆ど与えていなかったので乾燥しきっている。しかし根張りはしっかりしているので、成長が衰えている感じはなさそうだ。これなら少しの手入れで十分復活してくれるのではないかと思った。
栓のできるプランターが水も貯められるので良いかもしれないぞ
そこで、計画に合わせて購入したのがこれ、園芸用のプランターだが、底に栓があり水をためられるタイプ、もともと水田に自生しているということだったので、そういった環境を再現するためにこれを選んだ。園芸用のプランターは底に穴が開いているものがほとんどだったので、この手のプランターは形状やデザインについての選択の余地は少ない。
そのままごっそり移植するわけにはいかないので、ある程度の束に取り分けた。
本来の生育環境にならい、保水性の良い用土を選んだ
使用する用土はこれ、赤玉土、水草の水上栽培にはよく使われるらしく取り入れてみた。利点としては保水力が高いということ。これまで干からびでも生き延びてきたショートヘアグラスだが、丁寧に育てることで、うまいこと繁殖させることができたらいいと思う。
植栽直後、隙間だらけでこのまま枯れてしまいそうではあるが、果たしてどうなるか。うまくいけばショートヘアグラスを大量に用いたレイアウトもしてみたいと思う。さて、どうなることやら・・・
ショートヘアグラス水上化、1か月後の様子
ショートヘアグラスは、隙間を埋めるように成長し、きれいに密生するようになった。これだけの量があれば、60センチ規格水槽なら十分、いや2本はうめつくすことができるんじゃなかろうか・・・。
まあ、しばらくこの水草を使う予定はないので、このままの状態が続くだろうが、きっと越冬も可能だろう。というわけで、ショートヘアグラスを水上化してストックしておくという目的は一応達成したということにしよう。
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