さて、水草のトリミングも終え、順調な滑り出しをしたかのうに見えている水槽だが、それを裏付けるかのごとく、リシアが茂ってきたのである。
気泡もきちんとついている。
これならいけそうだと判断し、前景用水草を増やすことを決意。
水草の種類は、定番中の定番「グロッソスティグマ」である。
前景用にグロッソスティグマを選んだ理由は
- 前景用としては定番種なので、ネット上にも情報が多い
- 高光量、Co2添加が必須などと、若干しきいが高く感じるが、実は適応PH値も広く、丈夫で育てやすい
- 同じく前景用に用いられるヘアーグラスなどよりかは、高さが出ず、広々とした雰囲気を演出できる
それに、今回セットアップした水槽は60センチ水槽ながら奥行きが45センチあるため、前景を広々と見せたかったので、グロッソが最適だと判断した。
購入したものは、丸い固まりになっていて、白い小さい花も咲いている。ランナーから小さい葉も出ている部分もあり、生育具合は文句なしの状態のよいものだった。
では、さっそく植栽に入ろうか。
グロッソは、小さいが密集して、根が複雑に絡まっている。それらをいったんほぐし、基本的には一本ずつ、底床に植え付けていくのだ。
小さい固まりながら、ほぐしていくと結構な本数となった。
大体2センチ間隔で植え付けていくと、きちんと茂みになっていくとのことだが、本数が多かったので割と密に植えることができた。
なお、ソイルは、本来なら粒の細かい「スーパーパウダー」タイプを使うと、植えやすいのだが、ソイルの粒が崩れてしまいやすいという欠点がある。今回は、最初セットアップした「パウダータイプ」に直に植え込んでいった。ソイルの粒が大きいと、植えたすぐは、抜けやすい状態だが、1週間もするときちんと根をおろしてくれるだろう。
上から見ると植栽が満遍なく等間隔におこなえているかチェックしやすい。
なるべく前景に広がりを持たせたいので、若干レイアウトを奥に詰めた。全面中央にはリシア、それを取り囲むようにグロッソを茂らせてみるのが目標だ。
2週間経過後の様子、現在の水槽内では、かなり成長スピードが速く感じる、ランナーが伸びそこから枝分かれしつつ葉を出しているのだ。
まさにネズミ算式に増えているという状況だ。
2週間もすれば、このように根がソイルの下深くに張り巡らせていく様子が観察できる。
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